プログラマーが役立つ資格を取得したいと思ったときは、IT技術者として必要なものか、仕事に直結するものを選ぼうとするのが一般的です。情報処理技術者試験やITパスポートのような国家資格は典型例で、若いうちに取得しておこうというプログラマーは多いです。
IT系の人材として基礎的な知識や技術を幅広く持っていることを示すのに効果的なのが、この2つの資格です。しかし必ずしも実務に直結する資格ではないので、あくまで転職を有利に進めるために必要な資格と考えた方が良いでしょう。
一方、プログラマーの仕事であるプログラミングに関する認定や資格を持っているのも効果的です。
各社がおこなっているJavaの認定試験に合格しておけば、Javaに関わる仕事を獲得しやすくなります。Ruby技術者認定試験やPHP技術者認定試験などもあり、これから使用する言語に応じて対応する試験を受けて合格しておけば、プログラマーとして基礎ができていると認めてもらえるでしょう。
ただ、この場合にも実務経験とは別と考えられてしまうことが多く、キャリアアップというより転職のために役立つというのが実態です。
プログラマーがキャリアアップを目指したい場合、プログラミング以外の資格を取得した方が役に立つかもしれません。
昇進などを考えるなら、マネジメント系の資格を取得しておくと効果的です。マネジメントスキルのあるプログラマーを求めている企業も多いので、転職してキャリアアップする道を切り開くことができるでしょう。